| Sound Tracks > Spaghetti Western | ||||||||||||||||
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RIZ ORTOLANI |
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DAY OF ANGER (I GIORNI DELL'IRA) |
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Review |
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| 「世界残酷物語」のテーマ曲「モア」の作曲者として知られるリズ・オルトラーニによる2編のマカロニ・スコアをCD化。「怒りの荒野」11曲。「風の無法者」8曲。 「怒りの荒野」は、モリコーネの手法によらず独自の世界を築き上げた痛快作。なかでもメイナード・ファーガソンばりの怒濤のハイトーン・トランペットが炸裂するメイン・タイトルは圧巻。クライマックスに近づくにつれて、徐々にストリングがクレシェンドしていって、最後にホーン・セクションが大ブレイクする趣向は、ビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」をほうふつさせる。はらわたをえぐるようなドスの効いたエレキ・ギターも効果的だ。ミディアム・テンポの3拍子系セカンド・テーマも文句なしにかっこいい。なお、ミュージカル・アシスタントに後年、「風来坊」など、数々のマカロニ音楽を担当したフランコ・ミカリッツィの名がみえる。 「風の無法者」は、緊迫感と疾走感に満ちあふれていた「怒りの荒野」とは対照的に、ずいぶんと穏やかな表情を持っている。メイン・タイトルは、西部の雄大さをたたえるような美しい曲ではあるが、なぜマカロニがこうであらねばならぬか理解できない。他の曲も劇伴のレベルをこえるものではない。 |
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(6.7.03) |
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